下肢静脈瘤に対するレーザー治療について

下肢静脈瘤に対する健康保険適応下レーザー治療について

逆流している静脈の中に光ファイバーを通し、レーザーにて血管の内側から静脈壁を焼くという治療法です。焼かれた血管は硬化し細くなり、血流が完全に遮断されるため、従来のストリッピング手術(抜去手術)と同じ効果が得られます。
出血、痛みもなく、数ミリの傷が1か所つくのみです。さらに、当院では患者様のご希望により積極的に小切開引き抜き法を併用し、瘤の残存を防止、一度の治療で完結することをめざしています。日帰り手術で治療可能で、麻酔方法も局所麻酔、軽い全身麻酔どちらでも選択できます。
当院では平成25年9月18日から保険診療によるレーザー治療を開始, 平成26年7月10日からは波長1470nmの最新レーザー治療器を導入しました。この装置の導入により旧型のようなレーザー治療部位での痛みや出血はほとんどなくなりました。また遠方からの方はご希望により一泊入院で加療し、翌日朝に退院されています。

以下に主だったご質問と回答を示します。

下肢静脈瘤に対する血管内治療にはどのようなものがありますか?

現在レーザー光線による下肢静脈焼灼術と高周波による下肢静脈焼灼術が健康保険適応で治療可能です。旧型のレーザー治療装置では高周波に比べ痛みや出血が多いとされていましたが、波長1470nm radial 2ring照射型の最新型レーザー装置では痛みや出血がほとんどなくなりました。当院では血管壁全層に焼灼エネルギーが確実に伝わり、調節性に富む最新型レーザー装置を使用しています。

費用はいくら位かかりますか? 

保険請求は月ごとですのでいつ手術を行ったかで当月の費用は多少変わります。日帰りで片足のレーザー焼灼を局所麻酔・静脈麻酔併用下で行いますと手術当月の費用は約20万円となり一割負担の方ですと2万円、三割負担ですと6万円程度の自己負担となります。

遠方ですが治療を受けられますか?

日帰り治療の場合は翌日外来受診していただきます。このため連日来院していただく必要があるため1泊2日の入院をされる方が多いようです。また手術前は下肢エコー検査と術前説明を受けに来ていただく必要があり、原則として初診を含め2回来院していただくことになります。

診療機関からの紹介や紹介状がないと治療できませんか?

紹介状がなくても診療させていただきますのでお気軽に来院ください。ただお薬情報等が必要ですので、他の診療機関を受診されている場合はなるべく紹介状をいただいて来院下さい。またお薬手帳をお持ちください。

手術にはどんな準備が必要ですか?

弾性ストッキングを2種類購入していただきます(一足3600円程度)。また手術中はいたまま使用していただく使い捨てのパンツ(200円)を購入していただきます。剃毛は原則として自宅でご自分で行っていただきます。その他詳細は外来看護師が説明いたします。

手術当日、車を運転して帰れますか?

可能ですが、鎮静剤を少なめにですが使用しているので充分に覚ます必要があります。遠方の方は避けて頂いたほうが安全です。

いつから働けますか? 手術後の生活制限はありますか?

デスクワークは翌日から、立ち仕事・肉体労働は4日目から可能です。スポーツやジムトレーニング、旅行は2週間後からでお願いします。シャワーは翌日から可能です。

すぐに手術を受けることが可能ですか?

原則月、水曜日に手術を行っております。

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