緩和治療

もりえい病院緩和ケアセンター

当院は20床の緩和ケア病棟があります。居室は全室トイレ付の個室で、家族とくつろげる畳の上がりも備えた談話室もあります。

緩和ケア病棟ナースステーション

緩和ケア病棟ナースステーション

緩和ケア病棟個室

緩和ケア病棟個室

緩和ケア病棟談話室

緩和ケア病棟談話室

ごあいさつ

もりえい病院院長 増田 亨

もりえい病院院長 増田 亨

「心と身体の両面からの緩和治療」

緩和ケアの解釈は、一般的にはいわゆる「見取り」が中心となっておりますが、当院では「ケアではなく、エビデンスに基づいた緩和治療を行なうべき」との考えから、ご本人、ご家族様の希望を可能な限りかなえる「オーダーメイドの治療」を実践していきたいと考えております。
痛みの緩和のみならず、心の痛みを和らげることも当院の緩和治療の重要な役割と位置づけております。癌末期の患者様は、うつや不安障害をきたしていることが少なくありませんので、心理テストとしてBDIやバウムテストを行い評価しております。
さらにご家族の心のケアに、「悲嘆カウンセリング外来」を設立し、ご家族様が故人との永続的な繋がりを見出し寄り添いながら悲嘆を乗り越えていくお手伝いをしております。
緩和病棟に紹介いただいた患者様で、通過障害や腸閉塞、腫瘍からの出血が強くコントロールできない場合や腹水コントロールが困難な場合は、外科的手術を行い患者様の苦痛を軽減することも積極的に行なっておりますし、癌疼痛に対しての治療としては、医療用麻酔鎮痛剤であるオピオイド投与だけでなく、痛みの伝達を遮断する神経ブロックを積極的に行なっております。

外科的緩和治療例

  • 消化管バイパス手術3例
    (食道上行結腸吻合1例、右半結腸切除術1例、食道亜全摘出術1例)
  • 閉塞のため腫瘍切除2例(右半結腸切除術1例、食道亜全摘術1例)
  • 人工肛門造設2例
  • 出血のため腫瘍切除2例(胸壁の悪性リンパ腫1例、頸部リンパ節転移1例)
  • 腹腔-静脈シャント術5例
  • CVCポート(埋め込み型中心静脈カテーテル)挿入30例

神経ブロック治療例

  • 腹腔神経叢ブロック20例
  • 尾骨神経ブロック8例
  • 上下腹部神経叢ブロック5例
  • 肋間神経ブロック3例
  • 仙腸関節ブロック3例
  • 大腰筋筋溝ブロック1例
  • 下顎神経ブロック1例

緩和関連学会発表

  1. 当院緩和治療における消化器外科医の役割
    2017第72回日本消化器外科学会
  2. 難治性の腫瘍出血に対してRFAで止血した緩和治療中の咽頭がん2例
    2018第23回日本緩和医療学会総会
  3. 当院での悲嘆カウンセリングの経験
    2019第24回日本緩和医療学会学術集会
  4. 消化器外科医が緩和専任医としての緩和ケア病棟での役割
    2019第74回日本消化器外科学会総会
  5. メサドン錠から他のオピオイド注へスイッチングして疼痛コントロールが良好であった子宮体癌の1症例
    2018第23回日本緩和医療学会総会
  6. 下顎歯肉癌にメトロニダゾールゲル使用時の疼痛に対しリドカインゼリーを同時使用し良好な経過がみられた1症例
    2017第22回日本緩和医療学会総会
  7. 当院におけるmohsペースト使用について1症例の報告
    2016第10回日本緩和医療薬学会総会

主な紹介医療機関

医療機関名
県内県外
三重大学医学部附属病院愛知県がんセンター中央病院
桑名市総合医療センター海南病院
市立四日市病院名古屋大学附属病院
三重県総合医療センター名古屋医療センター
四日市羽津医療センター大垣市民病院
いなべ総合病院藤田保健衛生大学病院
いしが在宅ケアクリニック名古屋市立大学病院
青木記念病院名古屋第一赤十字病院